終戦後、昭和23年より「春山パン」として発足以来薩摩川内の発展と共に歩んできました。親から子へ、子から孫へ、受け継いで頂けるような故郷の味を目指して日々美味しいパンを焼いております。
昭和23年より「春山パン」として発足以来、学校給食を手がけるなど、業務を拡大していた高度経済成長期の昭和40年代、
新店舗を出すことになりました。その時に先代のアイデアで親しみやすい店名を公募することになりました。
お得意先の鹿児島純心女子高等学校の生徒から「マドンナ」という名前が挙がり採用して現在に至っています。
一般的なホットドッグとは似ても似つかないマドンナの「ホットドッグ」
多いときで1日180コ以上売れるマドンナの定番商品です。
ドッグパンにコールスロー、ゆでたまご、ハムカツをはさんだそのシンプルな味わいは、
川内商工出身者のみならず川内市民に永く愛されてきました。
まだパンといえば「クリームパン」「あんぱん」「ジャムパン」がなかった昭和30年代後半、創業者の出身校である川内商工高等学校の学生から部活の帰りに駅のホームでお腹いっぱいになるパンはできないかという要望を多く頂いておりました。
そこで、当時の創業者春山一郎・春山珠子・工場長の有村真新一の3名で試行錯誤しながら開発をスタート、学生さん向けの商品でしたので、あまり高価な具材は使えないという事を考えながらの商品開発、当時は肉が高くハムカツを自家製で作り、キャベツ、たまごといった手頃な素材を使い、ようやく生徒達の要望に応えられる一品に仕上がりました。
以来、永いあいだ川内商工高等学校の学生さんのみならず、地域の皆様に愛される商品になりました。物価高騰の現代でもなるべく高い金額にならないように工夫して愛情込めて作っています。
※KTSテレビ取材にも取り上げられました。ズバッと!鹿児島 ホットドッグ特集「焼きたてのパン マドンナ」